離婚後の転居トラブル

相手の有責で離婚して慰謝料や養育費も経済的な理由で支払いを望めなかったので、諦めてしまった
しかし、その後の約束ごとでトラブルになってしまった

そんなケースも多くあります。

相談内容


複数の女と浮気していた夫と離婚
子供の希望で親権は相談者が、当初は預金も無かった為、慰謝料は諦めている。
養育費代わりに夫名義のマンションに長女が22歳になるまで住むと約束事を書いた紙にサインした。
その時は住居があるだけでもありがたいと思っていたので、後先を考えずに約束をしていたが、母子家庭での生活は余裕がなく、さらに息子が私立大学に進学した為、転居費用が貯められそうにないので元夫に現状を話し「せめて、息子が就職して落ち着くまでマンションに住まわせて欲しい」と相談した所、「約束どうり今月の8日に退去しなければ裁判にする」と言われてしまった。
約束事の紙は公正証書ではなく、夫がパソコンで作ったもの。

弁護士の回答


取り決めの書面次第でしょう。
弁護士を選任して、交渉を行わないと相手方の言うとおりになってしまいます。

<引用元:https://www.bengo4.com/c_3/c_1029/b_539465/>


相手に支払い能力がない、争う気力がないという理由で離婚前に妥協してしまった場合、こういったトラブルに到ってしまう事例は大変多いです。

養育費は離婚後にこれから生活していく為の非常に大事な要素です。

トラブルにならない為にも養育費を受け取る方法、もし支払いが滞ってしまった場合、そういったケースに備えて離婚前にしっかりと弁護士と立てて交渉をしておくべきです。
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元夫の死亡、養育費支払いの連帯保証人

連帯保証人がいたら?


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養育費の支払いについて、連帯保証人をつけていた場合でも、
元夫の死亡により養育費の支払い義務も消滅することになり
もちろん、連帯保証人が支払う義務もありません。

残念ながら、養育費を支払う側(元夫)が死亡した時点で
養育費は受け取れなくなる
ということになります。


このような事態を防ぐために、前もってできる対処はあります。

それは、保険金受取人をこどもに変更しておくことです。

夫婦が離婚しても、子どもには父親の財産の相続権があります。
”保険金”ですが、結果としては養育費を確保することができます。


元旦那が会社を解雇され行方もわかりません。

相談内容


弁護士さんから、元旦那が会社を解雇されたと聞きました。
連絡先も行方もわかりません。
今まで一回も養育費は支払われていません。
もう、養育費の件は諦めるしかないのでしょうか。


弁護士の回答


養育費については、公正証書や調停調書・審判など、
公的な形で決まっているのでしょうか。

相手が解雇され、無職・無収入であれば、今すぐに養育費を回収するのは困難かもしれません。ただ、相手が再び働き出した場合には、公正証書などがあれば、給料の差押え等により回収できる可能性があります。

相手の行方がわからない場合には、弁護士に依頼をすれば、
住民票を追うなどして、相手の住所が判明する可能性があります。

<引用元:http://www.bengo4.com/c_3/c_1029/b_343127/>


離婚時など、今までに養育費支払いの取り決めを行っているのであれば、すんなり諦める必要もないかと思います。住民票から相手の所在を調べることも可能です。

連絡先も、行方もわからないとなると自分で探すのは難しいですが、
弁護士の力を借りれば探すことも、養育費を請求することもできます。



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